ガチの、マジの、絶体絶命って状況に陥ったことってありますか?
電波のない森の中で遭難したとか、、自分だけ乗る船間違えて出航しちゃった、、とか、、?
もしみなさん何かあればぜひコメントで教えて欲しいのですが、、、
今回は、自分が "あ、やばい、おわた、、" っていう絶体絶命の状況だった経験のひとつを紹介したいと思います。
なぜイギリスに行った?
記事のタイトルの通り、今から話す絶体絶命ストーリーはイギリスで起きた話なんです。
まずなんでイギリスに行ったかという点なんですが、
ロンドンキャリアフォーラムのために行きました!
ロンドンキャリアフォーラムとは?
欧州に留学中の日本人向けの大規模な就活イベントです!実際に、日本の企業が何十社も参加していて、最短だとその2日間だけで内定がもらえたりする、留学中でも就活をしたい人にとって大チャンスなイベントです。
実際にハンガリーに留学していた自分が参加していたので、そのようにヨーロッパ中の日本人留学生がロンドンに一斉に集まって企業の面接を受けたりする大規模なイベントです。
「ボスキャリ」ことボストンキャリアフォーラムの、ロンドン版ですね。
なんで私は参加した?
自分は当時まだ大学一年生で、ロンキャリの存在は知らなかったし、就活なんて一ミリもしてなかったんです。
じゃあなんで行ったの?って話なんですが、、、
友達に誘われたから行きました!
イエスマンすぎて、行ってしまいました。
ちなみにかなり、私の想像以上にガチな就活イベントで、そんなところに行ったことのない私はかなりアウェー且つ何をすればいいのかわからず、とりあえず会場をフラフラ〜っとお散歩してる感じのかなり浮いてる人でした。
そんな話は置いといて、、、
誘ってくれたのがチェコにいる友達だったので、それぞれ飛行機でロンドンまで行って現地集合することになりました!
イギリス着陸後起こったこと
ここから面白い話が始まり始まりします。
何が起こったかというと、、、
イギリスに着陸して即迷子になりました!
どんな流れだったかというと、、
友達とホテルで集合する予定だったので、飛行機降りて、ホテルの住所調べて、メトロに乗りました。
ここまで順調。私の心も順調。。。
のように見えるんですが、実はこの時携帯の充電5%、そして飛行機が着陸した時刻は21:30ころなので外は真っ暗。
でも危機感ゼロの私。なぜゼロかというと、
降りる駅の名前は覚えたし、地図は得意だから、駅からホテルまでの地図一回確認したから行ける。携帯充電切れても大丈夫。
と、余裕ぶっこいてました。
余裕ぶっこくのが本当に得意なんです。危機感察知能力の欠如ですね。
そんな中、次何が起こったかというと、、、
ちゃんとホテルの最寄り駅でバッチリ降りたのに、外が真っ暗すぎてどちらの道に進めばいいかわからない!!
せっかく地図確認しといたのに〜、これじゃ歩けんよ〜
と思いながら、もう一回携帯で調べようと思ったら、、
携帯のネットが繋がらない!
(ちなみにこの時充電2%)
いや、旅行なのにポケットwifi持ってないの?という話なんですが、
持ってなかったです。
なんで持ってなかったかというと、
自分はハンガリーのSIMカードを使っていて、それはヨーロッパではどこでもネットが繋がるんです。
でも、なぜかロンドンは繋がりませんでした!ハハハ
(他の国では繋がりましたよ、、なんでロンドン繋がらないんでしょう?ご存知の方教えてください!今後に活かします。)
とりあえず、ネットが繋がらないので、駅で隣に立ってた女性に、
自分は旅人で〜ネットが繋がらなくて困っているので、ネット共有してもらえますか〜?
と言って共有してもらいました。フリーWi-Fi探すよりそっちの方が早いと思ったので。
なんだこの女の子??と思われながらも共有してくれました。。優しいですねイギリスの方。。
すると、、、
共有して携帯開いた5秒後に携帯の充電が切れました。
あれは本当に5秒くらいしかありませんでした。
でもその5秒で、唯一ゲットした情報があります。
それは、
「予約してたホテル急に向こうからキャンセルされたからこっちのホテルいま取り直した!」っていうLINEのメッセージと添付された住所。
それをちらっと見た瞬間私の携帯は眠りについて、住所を確認して行き方を調べる時間はありませんでした。
ホテル名も見れなかったので、隣のWi-Fi共有お姉さんに調べてもらうこともできませんでした。
一応ダメ元で、
充電切れちゃったんだけど〜、充電器持ってないかしら?
と聞いてみたけど持ってなかったので、盛大にお礼を伝えて優しいお姉さんとお別れしました!
この駅には泊まるホテルはないんだ、ここにいては意味ないんだ、
という有益な情報が手に入ったので私は結構上機嫌でした。
(※携帯使えないし時間はもう22時で、これからどこに向かえばいいかもわかっていない状況)
友達のメッセージを確認して、行く場所を見て、もう一回電車に乗らなきゃいけないので、
とりあえず携帯の充電だ〜!
と思って、
電気がついてる店にとりあえず入り込んで、(めっちゃどんちゃん騒ぎの立ち飲みPUBみたいなところにとりあえず突撃しました)
騒がしすぎて店員さんも私が入り込んでることに気づかないので、勝手に壁の下の部分を全部見て、充電できるコンセントを探しました。
そしたら見つけたんですよ!コンセントを!
やったぜ〜と思って、リュックから充電コードを出してきて挿そうと思ったら、、、
ハンガリーの充電器と形が違って挿さらない!!
これは想定外でしたね。
穴の形違うんですね。
あ、これだめだ、この充電器使えないならいつまで経っても自分は充電ができない。
ということは、
いつまで経っても今日の寝床の住所を確認できない。
もしかして自分いま絶体絶命??
と、ようやく危機感を少し感じた私は、
潜入したPUBで、10秒くらいじっと棒立ちして考えて、、、
(私はいま絶体絶命なんだ、、ウンウン、、じゃあ、)警察に行こう!!
と思います。
なので潜入したPUBをダッシュで飛び出して、駅まで戻りました。
方向感覚だけは良くて一度歩いた道は覚えられるので、結構駅から離れてしまってましたが、迷うことなく駅まで戻れました!(お父さんの遺伝子ありがとう!!!)
駅に戻ってきて、
警察署ってどこにある??
と女性に聞いてみたら、この駅にはないよ〜
と言いながら、路線図の方を見ながらここにあるよ!って教えてくれました!
(優しい!!!)
この時点で、もう何人にもイギリスの方に話しかけていて、全員優しくて本当に私は感動していました。
少々アセアセしてるものの、皆さんの優しさに心はポカポカしながら、電車に揺られて、警察署があると言われた駅につきました!
(たしか、Hammersmithみたいな名前の駅だった気がします、、)
よーし、警察署の場所だれかに聞くぞ〜
と思って、駅でて目の前のPUBっぽいとこの外に立ってた男性に、
あなたここら辺の人?警察署どこか知らない?
と聞いて見たら、
ここら辺のこと詳しくないんや〜ごめんね〜
という感じで、
私はちょっと悩んだ結果、
この建物の中入っちゃえー
と思って中に入ったら、
めっちゃでかくてごつい黒人のガードマンが目の前に現れて、Hiと言われまして、少々ビビる私。
まあ、ビビってもビビらなくても聞くことは同じなので、
あ、警察署知らない〜?
と聞いてみたら、
警察署?!どした?
という雰囲気で、めっちゃ優しく、
警察署はこの道をあっちに進むとあるよ。見つからなかったらここにまた戻ってきなさい。
と教えてくれました。
(めちゃ優しかったあああと思って心がもっとポカポカする私)
言われた方向に歩いていくと、
なんと、、
見つからない!!
暗くて道が見えづらいし、イギリスの警察署がどんな建物でどんな見た目なのかもわかっていない私はどの入口が警察署なのかもわからない!!
ということで、駅前のPUBに戻りました。(きた道を戻ることだけは得意なので)(笑)
見つかんなかった〜ぴえん、、
という感じで黒人ガードマンのとこに戻りました。
いま何時かもわかんないし、電車が止まらないうちに私は今日の宿泊先にたどり着かなきゃならないんだ!自分はイギリスにさっき初めて降り立った迷子の少女なんだ!だから警察署でとりあえず助けてもらおうと思ったけど、警察署も見つけられない、どうしよう、、
と考えました。
一生懸命ひとりで頭を働かせて考えたのですが、、
何も思いつきませんでした!!
(笑)
なので、自分ではわかんないからとりあえず黒人ゴリゴリガードマンに自分のいまのシチュエーションを全部話しました。
(これが私の命を救うことになりました)
「自分はハンガリーからさっきイギリスに初めて来て、ホテルに行きたいんだけど、友達が予約してくれたから住所がわからなくて〜、住所を見たいんだけど携帯の充電が切れてて確認できなくて〜、夜も更けてきて、私は絶体絶命である!!!」
と説明しました。
そしたら、ゴリゴリガードマンは、
そうか、えーっと、充電ができればいいのね?携帯は?iPhone?
とだけ聞いて、店中の人にiPhoneの充電器を持ってないか聞いて回ってくれたんです。
私はその出来事に感動して棒立ちで、一人一人に聞いて回る彼を眺めていました。本当に涙が出そうでした。
するとちょっとして充電器を持って戻って来て、コンセントのある席に私を案内してくれて、充電させてくれました。
ゆっくりしていきな、と言って水まで出してくれました。
45%くらいになったので、
全力で感謝と、あなたは恩人だ、とゴリゴリガードマンに伝えて、そのPUBを出ました。
店の外まで見送ってくれました。。
命の恩人とはこういうことを言うんだなあ、、
と私は本当に感動しながら、、
電車に揺られて無事にホテルに着き、友達と合流することができ、その日のうちに寝床につくことができました。
けっこう、自分が経験してきた中でトップレベルに壮絶な一晩でした。
なぜこんなことになってしまった??
なんでこんなことになってしまったのかと、一連の戦いを終えて考えてみたら、けっこう理由が出て来ました。。
- 飛行機の中で充電5%になるまで携帯を使ったこと
- モバイルバッテリーを持っていないこと(モバイルバッテリー機内持ち込み禁止だったら、パソコンなどと繋いで充電できるコード)
- イギリスはコンセントの形が違うなどの下調べを一切してなかったこと
- 宿泊先の予約などを全て友達に任せきっていたこと
携帯は、降りたら空港で充電できるところあると思いました。。
なかったです。。
(笑)
実は友達もほぼ同じ状況になっていたらしいのですが、パソコンと携帯を繋いで充電できるコードを持っていたので公園でパソコン広げてすぐに充電できたそうです。
自分のツメの甘さを実感しました。。
でもツメが甘かったおかげで、素敵な方々にたくさん会ってイギリス人の温かみに触れられたからオッケー!なんて思ってしまうので、きっとまた同じことやります。アハハ
どんなに絶体絶命でもどうにかなるんだなあ、と悟りました
終始落ち着いて、次何をすればいいのかを考えていましたが、
冷静に、自分いま絶体絶命の状況だな、と言うのは理解していました。
ただ、焦っても焦んなくても同じだし、1人でいるから自分がどうにかするしかないので、ひたすら動き続けてました。
そしたらやはり解決したので、
あ、どんなやばいこともどうにかなるんだ、
と言う人生で大きな教訓のひとつを身をもって学ぶことができました。
このような経験などを通して、やばい、と思っても焦らなくなりました。
えっっ、、やばい、、、どうしよう、、
じゃなくて、
おお〜やばいね〜、えーっとまずは〜、
って頭の中が常に自分を客観視してる感じです。
焦っても、ひとりだったら結局自分がどうにかしますよね。自分が動くしかないので。
今回は、1人でいたのがよかった
です。
誰かといたらその人の焦りに流されてテンパってたり、その人に任せて自分は頼りっきりになったり、悪い方向にいってたかなと思います。
まとめ
今回のお話をまとめると、
イギリスに初めて降り立った数分後に迷子になって携帯の充電ゼロで絶体絶命だったこと
命の恩人、ゴリゴリ黒人ガードマンに助けられたこと
下準備がなってなさすぎてこのような事態になってしまったこと
でも、人の温かみに触れられて、どんなにやばいことも、結局どうにかなるんだなあ、と悟ったこと
緊急事態に、怯えなくなりましたね。
コロナになってからはさらに、飛行機がキャンセルで知らない地で足止め食らったりと、想定外なことをもっと経験して、よし、おっけ〜、と一旦飲み込んで対策をとりあえず考える癖がつきました。
どんな状況でもプラスなことを見つけて前向きに捉えるようになりました。
なんなら今も、、
人の温かみに触れられたので、まっすぐホテル行けたよりも、こっちの方が良かった、って思ってます。(だって誰にも迷惑かけてないし、、ウンウン)
なんて思ってしまっています。
やっぱ何が起こるかわからない未来の方が楽しいですね。
先が見えてる道を行くより、例のない道の方が面白いかなと思います。
以上が、私の絶体絶命ストーリーになります。ここまで読んでいただきありがとうございます。
他にも海外エピソードや、ハンガリーの大学のお話などもしているので良かったら読んでいってください♡