考え方

隣の芝って青く見えるよねって話

なんか、他の人がやってることって、自分のより良く見えませんか?

いいなあ、羨ましいなあ、自分もそういう人生だったらなあ、憧れるなあ、素敵だなあ。

このような感情って結構、皆さん頻繁に抱く感情かなと思います。

憧れの感情って、すごく素敵なものですが、似たような感情で、嫉妬や恨みのようにネガティブな感情になることもあります。

実際に、私もそのような感情をうまく自分の中で前向きに捉えられず、海外の大学に行きながら、「日本の大学生はいいなあ」と思っていた時期がありました。

そのときどういう考えに最終的に行き着いたかをお話したいと思います。

「同期」や「サークル」への憧れ



これ話すと結構笑われることが多いんですが、

日本の大学生ってよく、「同期さいこ〜!」って言いません?

インスタのストーリーとかで、学部の友達や、サークルの仲間などと、「同期しか勝たん!!」みたいな感じで仲良くしてるんですよ。

私はそれが羨ましくて仕方がありませんでした(笑)

それらを見て、「同期」と呼ぶような仲間がいない私は、

ああ、日本の学生は同期がいて楽しいそうでいいな、、


とか、

こっちには日本の大学のようなサークルもないしな、、


と、ああ、日本の学生は楽しそうだな、、とどちらかといえばネガティブな感情になることがありました。

ダンスサークルに入った友達の、「深夜練〜さいこ〜ピース」みたいな投稿にも、その聞いたことない響きに湧き上がりまくる好奇心と、すごく楽しそうな写真に、いいなあいいなあが止まらない感情になってました。

日本の大学に行っていれば「深夜練」とかいうめちゃめちゃ楽しいやつに行けたのにな、、


と凹んでいました。

(日本の大学に行っていたとしてもまず絶対ダンスサークル入ってないのに)

一時帰国した時に、海外大めちゃめちゃ羨ましいと、語られる


そんな感情をたまに持ちながらも、穏やかにハンガリーで学校に行き続けていた私ですが、

一時帰国した際に、新しいことに気づきます。


気づかせてくれたのは、海外の大学に行こうか悩んだ結果、日本の大学に進学した友達でした。

海外の大学での、自分にとってはなんとも思わない日常が、どれだけ羨ましいかを語られました。

例えば、、、

クラスメイトがいろんな国の人がごちゃまぜなこと

授業が全部且つ、授業が終わっても英語なこと、

国際政治のクラスで1つの国について習っていたら、実際にその国出身のクラスメイトから意見を聞けること

適当に歩いてるだけで、美しいヨーロッパの景色を眺められること

いろんな国の人と一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだりできること

などなど、

たくさん話していて、私は、自分のいる環境の素晴らしさを心から実感しました。


考えてみれば、日本の大学生は同期がいて羨ましいって言っても、

海外の大学では「同期」と言わないだけで、クラスメイトが同期なわけじゃん、と思いました。

サークルはないけど、好きな人同士が集まって好きな時に一緒にスポーツしたりパーティーしたり頻繁にするので、なんならサークルより楽しいじゃん、と思いました。

気づいたこと


隣の芝は青く見えます。

自分の進まなかった方の道は輝いて見えます。

それはもう仕方ないことです。


周りの人が羨ましすぎて、ネガティブな感情になる時にこうすればいいんだなって学んだことがいくつかありました。

羨ましいという感情は全てポジティブな感情

羨ましいっていう感情は、自分が素敵だと思うものを見つけられてるのでポジティブな感情なんです。

この人の進んだ道はいいな、素敵だな、って思って、自分のとは比べる必要は特にないです。

その人にはその人の選んだ道、自分には自分の選んだ道があるので。

いろんな人や物に、いいな、という感情を抱くのは、別にやめる必要がないので、なんなら、もっと見つけて行きたいなと思いました。

視点を変えて自分の環境を見てみる


自分にとってはなんともないことでも、他の人からしたらすっっっっごく羨ましい、と思われることもあります。

当たり前のことを当たり前と思わず、普段とは違う視点で、自分自身の置かれている環境を見つめてみると、必ず新しい発見があります。

視野を広げることと、それに加えて、視点を変えること、をやってみると、自分のいる環境の素晴らしさや、周りの人への感謝などに改めて気づくことができるなと思いました。

自分の選んだ道に圧倒的自信を持つこと

周りの人が羨ましくなってネガティブな感情になるのって、自分に自信がないだけだなと思いました。

海外の大学じゃなくて、日本の大学に行ってればよかったかな、、などとマイナスの気持ちになるのは、全く必要のない感情かなと思います。

なぜなら、自分の選んだ道が間違ってることは絶対にないからです。

自分で海外の大学に行こうと決めて行ったわけで、その先で、「この選択は間違ってたのかな」って思うのは、高校生で脳みそ振り絞って決断した当時の自分にめちゃめちゃ恥だなと思いました。

進んだ道が間違ってるかどうかなんて、すぐにはわかりません。

数年後、ある仕事につく時に、あ、この大学に進んでおいてよかったなと思う時がくるかもしれません。

もしかしたら十年以上先かもしれません。

だから、どの道に進んだとしても、自分がちゃんと検討して決めた道なら、間違ってることはありません。

この道は間違ってた、と決定的な理由があるのであれば、気づいてからでもいいので、正しいと思う道に進み直せばいいです。

なので、一度この道で進もうと決めたのであれば、その自分の決断に圧倒的自信を持てばいいだけです。

前向きに捉えてみること

海外大に進学して一年目の自分の、当時の感情の変化と、そこから気づいたことを思い返してみました。

読んでいただきありがとうございます。


何かの対象にネガティブな感情を抱くのは仕方のないことです。

でもその感情を自分の中で前向きな考えとして落とし込むことも可能です。

自分の物の見方、捉え方、周りの人からの見え方、自分の心の素直な声に、真剣に向き合って、今後の人生も送っていきたいなと思いました。

-考え方
-